研究会

第1期「パフォーマンスマネジメント革新」研究会 について

いま、日本の企業においても、5年後10年後にもサスティナブルな企業であり続けるために、人事と経営者が協働して、マネジメントや人事制度のあり方を検討する必要があると思います。グローバルな環境に適応し、新しい価値観を持った優秀な若い人材を惹きつけ、なおかつ高齢者も高いモチベーションとパフォーマンスを維持している組織のカルチャーや従業員の意識とはどのようなものなのか、そうした変化を起こすために何を行う必要があるのかを研究するにあたっては、その基盤となるパフォーマンスマネジメントのあり方の変化を無視するわけにはいかないでしょう。そこで、ヒューマンバリューでは、問題意識を持っている企業の経営・人事に関わる皆さまや、人事制度の設計・運用や組織変革・人材開発を支援しているコンサルタントの皆さまとご一緒に、組織の壁を越えて学びを深めていく研究会を開催することといたしました。本研究会では、従来のパフォーマンスマネジメントのあり方を見直し、将来の企業と人を支える革新的なパフォーマンスマネジメントの哲学と方法論を創造するために、実態調査と課題検討、デザインの試行を行うことを目的としています。

期間

2015年9月~2016年3月(全15会合)

第1期研究会の成果

第1期の研究会においては、論文などの文献調査や実践企業の事例調査を行い、いま起きているトレンドの全体像を把握すると同時に、日本における可能性の探求を行って参りました。実践企業の事例調査では13社の事例を調べ、そのうちの5社の方と直接お会いしてお話を伺いました。その中で、「フィロソフィーの重要性」、「生成的な変革プロセスによる推進」、「カンバセーションの重視」、「報酬に対する捉え方」、「人事の役割、制度のあり方のシフト」という5つのポイントが浮かび上がってきました。

参加企業

・株式会社アイ・ラーニング
・アデコ株式会社
・ギャップジャパン株式会社
・株式会社サイバーエージェント
・株式会社シェイク
・日産自動車株式会社
・パナソニック株式会社
・東日本電信電話株式会社
・株式会社日立総合経営研修所
・三菱商事株式会社
・三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
・株式会社リクルートホールディングス
・株式会社ヒューマンバリュー

各会合の内容

第1会合(2015.9.4)

・パフォーマンス・マネジメントのトレンド共有
・研究会のビジョニング(長期・短期)

第2会合(2015.9.25)

・マイクロソフト社の事例探求
・パフォーマンス・マネジメントの定義の検討

第3会合(2015.10.19)

・GAP社の事例探求(ヒアリング結果をもとに)
・SIOP Leading Edge Consortium 2015 報告

第4会合(2015.10.29)

・GAP社の事例探求
・SIOP Leading Edge Consortium 2015 報告(続き)

第5会合(2015.11.4)

・これまでの研究会の振り返り

第6会合(2015.11.16)

・NeuroLeadership Summit 2015 報告

第7会合(2015.11.24)

・NeuroLeadership Summit 2015 報告(続き)
・企業事例の比較検討

第8会合(2015.12.7)

・研究会のビジョン、最終成果イメージの再検討

第9会合(2015.12.18)

・今後の研究テーマ、3月に生み出したい成果イメージの検討
・取り組みテーマの絞り込み

第10会合(2015.12.22)

・今後の研究の進め方の検討
・日本の現状を調べるためのアンケート項目の確認・検討

第11会合(2016.1.8)

・パフォーマンス・マネジメント革新のトレンドから見えてくる経営のあり方の変化の探求

第12会合(2016.1.25)

・日本企業における実践方法の探求(ケース・スタディ)

第13会合(2016.2.5)

・パフォーマンス・マネジメント実態調査の結果の読み込み

第14会合(2016.2.15)

・日本の現状調査から浮かび上がってきたことの探求

第15会合(2016.2.26)

・フォーラムに向けた準備とダイアログ

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